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疾走日記

美味しい話

麺屋卓朗商店 特製つけめん塩 ~拉面Fighter in沼津参戦店舗のこの定番が凄すぎる話!

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麺屋卓朗商店 特製つけめん塩 ~拉面Fighter in沼津参戦店舗のこの定番が凄すぎる話!

麺屋卓朗商店 特製つけめん塩
 
卓朗商店さんの塩は本当に美味しいですね。
ラーメンもしかり、つけ麺もしかりです。
 
今日紹介するのは特製つけめんの塩バージョンですが、これがやはり素晴らしい。
これだけデリケートな味わいを楽しませながら、このしっかりとした食べ応え。
隣席のお洒落な女性のお客様方が、その美味しさ故でしょうね、さらりとこのつけめんを完食していく様も印象的でした。
 
というわけで、そのつけめんです。
つけ汁は口当たりに塩気を感じさせながら、スープのまとまりある旨味が口の中に広がって行きます。
安易な素材感を主張せず、複雑な素材が細やかに編み込まれたようなその印象は、デリケートでありながら知的であり、終始エレガントな個性で溢れたものとなります。
そして後味では、それら複雑な素材感から魚介の個性がすっと前に立ちます。
そしてバルサミコ酢?によってその魚介の個性は辛味とともにじゅっと絞り込まれるのですが、これがなるほど美味い!!
塩気の粒子感に、バルサミコ酢が色気と艶を加えるフィニッシュは、ゆるやかな序盤の味わいから、エモーショナルで核心が一つ前に押しだされる味わいへの展開を、より劇的なものとして印象付けます。
それにしてもバルサミコ酢の使い方が巧いです。
バルサミコ酢の持つ性格の強さに反して、その表現が実に淡く、それ故に体が緩やかに味わいへと引き込まれて行く様な錯覚を覚えるのです。
つけめん塩を頂いたのは久しぶりでありましたが、しかし様々なラーメンやつけ麺を頂き、色々なことを感じ、色々なことを学んでから味わってきたことで、以前よりもさらに味わい深く感じられ、さらに説得力ある味わいに思えました。
 
その印象はつけ汁だけに終わりません。
麺もしっかりと上質です。そして演出的でもあります。
数年前に頂いたものに比べると、その美味しさばかりか、麺の張りつきや麺の香りまで、さらに進化していると確信します。
インターネットを少し触れば、当時からつけ麺の名店として高い評価を得ていたお店でありましたが、そのクオリティーをさらに二周り以上魅力的にしたと思えるような極上の内容がここにありました。
 
卓朗商店さんのような確固たる名店の評価を得続けているお店が、日々努力し、成長しているとなると、ここに追いつけ追い越せと努力している他のお店は本当に大変だと思います。
 
と、まあ、それはさておき・・・麺の話を・・・
 
今回つけ麺用として使用されていた平打ち麺は、舌触りからいきなり全粒粉を思わす枯れた穀物感を覚えさせ、そして玉子(入っていればねw)の味わいをほんのり感じさせていきます。
味わいにしっかりとした主張のある麺であります。
そしてこの麺が持つ複雑な味わいをきちっと表現できる、つけ汁のデリケートさも素晴らしく、同時にこの味わい豊かな麺に負けないつけ汁の豊満さも素晴らしいと感じさせます。
素晴らしい麺の素晴らしさを教えてくれる素晴らしいつけ汁であり、素晴らしいつけ汁の素晴らしさを教えてくれる素晴らしい麺であるのです。
そして麺とスープ共に選択のブレを感じさせない、きちっと収まった感じの一杯に仕上がっていることで、味わう側の心をすとっとこの一杯に落とし込めるように思えます。
そしてそのことが、この一杯がみせる複雑な表現力をしっかり楽しませるための、最高の要素となっているように思えます。
 
つけ汁の具材も美味しいですね。
コロコロっとした叉焼も大変美味しく、同時に卓朗商店さんの魅力をしっかりと映し出しています。
食感が肉肉としながら、味わいもまた素材の個性に素直であり、噛むたびに、その噛みごたえにリンクするように肉の旨味が中央にぐんっと溢れ出てきます。
優しい味わいでありながら叉焼のもつ肉本来の旨味に一気に舌をフォーカスさせられる、素晴らしい完成度です。
 
卓朗商店さんにしても、JACKさんにしても、トッピングの細かなところにまで丁寧さと意義を覚えさせてくれるお店ですね。
トッピングの玉子一つにしても、なぜこの調理なのかという意味を、きちっと指し示してくれます。
この二店には「このお店に通えば、確実に自分の舌の感性や判断力を高められる」と確信させる、一流の料理人の一流の料理があります。
 
遅ればせながら、静岡県東部の美食ラーメンの代名詞的なグループの作品に、ことごとく酔わされ始めています!!
 
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