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疾走日記

美味しい話

Finally, te-2 rows! ラーメンだんすさんの冷製ピンクグレープフルーツつけめん(別名ピンクフロイド)

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Finally, te-2 rows! ラーメンだんすさんの冷製ピンクグレープフルーツつけめん(別名ピンクフロイド)

Finally, te-2 rows! ラーメンだんすさんの冷製ピンクグレープフルーツつけめん(別名ピンクフロイド)
 
この作品、だんすさんのつけ麺らしく、酸味の複雑さでしっとりと美味しさを纏めてくる一杯でありました。
奇抜なコンセプト以上に実力派ならでは巧さを印象に残すのは流石ですね。
 
つけ汁は、大胆にも搾りたてのピンクグレープフルーツ入り。
主役のピンクグレープフルーツは、もちろん口当たりからその個性的な果実感をみせてくれます。
嬉しいのは黄色ではなく、敢えてピンクを使用したことで、使われるビネガーの癖やチャーシューの味わいに独特の肉感が感じられること。
ピンク特有の淫靡な捻りある味わいが、単調な爽快さに終わらない果実感をつけ汁に重ねてくれるのです。
後味ではピンクグレープフルーツのフレッシュな果実感の鮮やかさが、細やかにして爽快に花開くかのようにして拡散し、これが非常に雅やか。
 
麺もすっと素直につけ汁に溶け込み、その雅やかな感性をいくらか女性的な性格のままに保ちます。
つけ汁の秀逸さを彩るのは、トッピングもしかり。
ここにまさか持ってくるとは思わなかったミョウガの味わいは、つけ汁の味わいを深いところからえぐり立てる印象で、これが秀逸!!
大葉は若干和テイストが過ぎる印象を受けるも、これが麺にぐいっとつけ汁の味わいを重ねているようにも思えます。
そして定番となったルッコラが、色鮮やかでいい!!
そのサイズ故に食べにくいとは思うものの、どうしてなかなかつけ汁にあうのです。
 
そして歴史的瞬間がこの作品のスープ割り。
これぞプログレラーメンの真骨頂ですね。
なんと驚きのサイダーによるスープ割りなのです。
このアレンジ、炭酸の苦味と辛味が細く渋きりっと効いて、グレープフルーツ特有の苦味、渋みに馴染むのです。
甘めに進まず、すっきりまとめたつけ汁が嬉しいですね。
そしてこのスープ割りのバランスの良さには、最初からスープ割における味わいを意識したつけ汁だったのだろうなと確信し、ニヤリとさせられます。
 
美味しかったです。
そしてこの実験性こそが、ラーメンだんすさんの真骨頂でもありますよね。
お伽の国に迷い込んだような、夢のような美味しさを楽しませて頂きました。
大満足です!!
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