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疾走日記

美味しい話

Finally, te-2 rows! ラーメンだんすさんのレモンらーめん 

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Finally, te-2 rows! ラーメンだんすさんのレモンらーめん 

Finally, te-2 rows! ラーメンだんすさんのレモンらーめん 
 
無意識に踊りだしてしまうようなカッコイイを創造するラーメン店、ラーメンだんすさんのレモンらーめん(別名ジョンレモン)です。
注目はそのスープ!!
口当たりからレモンの爽快な味わいを感じます。
恐らくはこのお店の鶏塩そばの鶏ガラスープがベースだとは思うのですが、それがレモンよりも前のめりになることはないものの、やはり全体としてはレモンの尖りや表面的な味わいの個性を見せずにこのお店の淡麗系スープらしい淡く深い色合いに納めているのは流石ですね。
清涼感で遊ぶだけに終わっていないことが、奇抜な作品である分だけ余計にお店のポテンシャルを感じさせます。
後味ではレモンのフレッシュな酸味が躍動しつつも、レモンらしい渋みが味わいに安定感を与えます。
塩ダレの個性ではなく、レモンの個性をタレの様に効かせることで、ベースのスープの味わいに締まりが感じられるあたりは、実に巧いですね。
 
それにしても、背後に香る鶏スープが美味すぎ(←入ってなかったら超恥ずかしいけどwww)!!!
 
とはいえ、実をいいますと最も驚いたのは、そんなレモン味のスープよりもむしろ麺の個性。
なぜかこのスープに入ると、不思議に舌触りにとろみを感じ、味わいに豊満さを覚えます。
最初に麺をすすった時、。クリーミーな香味油か何かを直前で麺に絡めたかと思った程。
もちろんつけ麺ではないので、それは全くの感違いではあるのですが、レモンの酸味によってスープと麺の辛味が粘っこく感じられるのです。
これ、私だけの錯覚でしょうか?
スープ単独では控えめに感じられる清澄系の鶏の感触が、なぜか麺に絡めると白湯系の感触にも思えるから不思議です。
麺の味わい自体もいつも以上に穀物感が甘く感じられ、ちょっと舌の感覚が意図的にブレさせられたかのような、どこか落ち着かないけど夢中になってしまう美味しさが感じられました。
 
スープに細かく散りばめられた薬味系野菜もファインプレー。
下手をすると、ジュースめいた表面的な味わいの印象に終わらせてしまいがちなフルーツ系スープを、この薬味系野菜によってでわかりやすい複雑さと深さを演出してくれます。
 
食べ終えて、じわっと清涼な汗が滲む、酸味の爽快な一杯でありました。
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